パラダン(Paladins/勇敢な人たち)

パラダン(Paladins/勇敢な人たち)、デュッセルドルフ・オペラ、2月11日

ドイツのテレマンと同時代のジャン・フィリップ・ラモーの珍しい3幕物オペラである。和声楽ではラモー6の和音として作曲科では学ぶので名前だけは有名である。しかし音友の名曲解説時点にも載っていないこのオペラの上演は日本ではたぶん絶望的であろう。ここの本場でさえも初めて見る題目である。組曲の演奏としてはカンブレラン指揮のSWRの録音があるかないかという程度である。

この上演の前に先立って、解説が行われたが、自分は知らないで、終わる一分前にそこに入ったので筋などはぜんぜんわからない。ここではオペラの解説は予定表などに予告されていないので大変困る。

演奏はいつものデュッセルドルフ交響楽団と思ったら、余りにも古学の楽器が揃いすぎているので確認した。ここの古学専門のオーケストラのノイエ・デュッセルドルフ・ホッフカペレという初めて聴く団体だった。一生懸命やるので決して悪くない。指揮者のユングへーネルは外見はハインツ・ホリガー、指揮振りは小澤征爾というところであろう。

打楽器はティンパニはなくて、プロヴァンスの太鼓、タンブリン、ウッドブロック、アラビア太鼓、風音機など何でもする打楽器屋さんであった。弦はバロックのやつをすべて使っていて、6・5・4・4・2であった。自然ホルンが2、ファゴット2、オーボエ2、それにさらにバグパイプがついていたが、休憩の後の後半がなくて代わりにピッコロ持ち替えのフルート2が出てきた。バロックの鎌の形をした弓は柔らかい音が出て声に優しい。

いつもの様にここの出だしの歌手陣は事前に発声練習していないのか楽屋で素人のように声が出なくて音程も凄く外れている。まもなく普通に戻るがこの出だしの悪い習慣は良くならないものか?普通のオペラ歌手を使っていた。

演出はいつもの背広演出だが、客席にゲネプロのときの様な机を出して、始終絵を描くパフォーマンスが入っているので、絵のライヴ上演が同時に進行される。男女の愛のシンボルに男性器を描いたのは客席から笑い声が聞こえてきた。しかし絵である以上わいせつとは思えない。

しかし約2時間の上演時間はフランス・グランド・オペラの原点になったバレエがふんだんにあるにもかかわらず、ヴェルディやプッチーニ、ワーグナーのような派手な音楽に耳が慣れている状態でやはりきつかった。

パラダン(Paladins/勇敢な人たち)

パラダン(Paladins/勇敢な人たち)、デュッセルドルフ・オペラ、2月11日

ドイツのテレマンと同時代のジャン・フィリップ・ラモーの珍しい3幕物オペラである。和声楽ではラモー6の和音として作曲科では学ぶので名前だけは有名である。しかし音友の名曲解説時点にも載っていないこのオペラの上演は日本ではたぶん絶望的であろう。ここの本場でさえも初めて見る題目である。組曲の演奏としてはカンブレラン指揮のSWRの録音があるかないかという程度である。

この上演の前に先立って、解説が行われたが、自分は知らないで、終わる一分前にそこに入ったので筋などはぜんぜんわからない。ここではオペラの解説は予定表などに予告されていないので大変困る。

演奏はいつものデュッセルドルフ交響楽団と思ったら、余りにも古学の楽器が揃いすぎているので確認した。ここの古学専門のオーケストラのノイエ・デュッセルドルフ・ホッフカペレという初めて聴く団体だった。一生懸命やるので決して悪くない。指揮者のユングへーネルは外見はハインツ・ホリガー、指揮振りは小澤征爾というところであろう。

打楽器はティンパニはなくて、プロヴァンスの太鼓、タンブリン、ウッドブロック、アラビア太鼓、風音機など何でもする打楽器屋さんであった。弦はバロックのやつをすべて使っていて、6・5・4・4・2であった。自然ホルンが2、ファゴット2、オーボエ2、それにさらにバグパイプがついていたが、休憩の後の後半がなくて代わりにピッコロ持ち替えのフルート2が出てきた。バロックの鎌の形をした弓は柔らかい音が出て声に優しい。

いつもの様にここの出だしの歌手陣は事前に発声練習していないのか楽屋で素人のように声が出なくて音程も凄く外れている。まもなく普通に戻るがこの出だしの悪い習慣は良くならないものか?普通のオペラ歌手を使っていた。

演出はいつもの背広演出だが、客席にゲネプロのときの様な机を出して、始終絵を描くパフォーマンスが入っているので、絵のライヴ上演が同時に進行される。男女の愛のシンボルに男性器を描いたのは客席から笑い声が聞こえてきた。しかし絵である以上わいせつとは思えない。

しかし約2時間の上演時間はフランス・グランド・オペラの原点になったバレエがふんだんにあるにもかかわらず、ヴェルディやプッチーニ、ワーグナーのような派手な音楽に耳が慣れている状態でやはりきつかった。

シュトックハウゼン・コングレス3日目のコンサート、ケルン大学、1月29日

これは2日前にWDR・FMで紹介していたので知ることができた。ネットでは同じ時間帯に音楽大学の珍しいオペラとジョン・ケージプロジェクトが平行して同じホールで催していておかしいと思って除いてみたが、オペラの準備だけがなされていて、ケージのプロジェクトはやる気配がなかったので、急遽シュトックハウゼンの方に行ってみた。音大ととっても州立なので公務員が事務員なのでちゃんとやる・やらないの広告をしないのはどこでも同じようだ。

ケルン大学のコングレスは普通は新年度の10月に世界中の音楽学者を招いてやるのだが今年は予算の関係か一月に回ってきた。テーマはずばりここの老舗であるシュトックハウゼン。大学が音大鳥よりもこういうのが活発なのは、一概に音大自身の保守性によるものである。今回はいつもの日本からの専門の音楽学者はいないようだった。次ぎが概要である。

1月27日
18:00、オープンセレモニー、ウエルナー・パッペ
20:00、コンサート、ドリスのためのコーラス、コラール、ティアクライス、イン・フロイントシャフト

1月28日
15:00、シュトックハウゼンの展望、フリジウス、ウーリッヒ
20:00、コンサート、ヒムネン

1月29日
15:00、シュトックハウゼンの電子音楽、ブルムレーダー、ショット
20:00、コンサート、少年の歌、テレムジーク、クラングから13時、ジェラルド・パッペ

1月30日
15:00、今日のシュトックハウゼン、ケンパーミラー、パランド
20:00、コンサート、ポーレ、ミヒャエル・フェッター、ニケプレレヴィッチ

すべて入場無料、飲み物とお茶菓子付き!

世界中の音楽学者の集まりであり研究発表であり討論会である。無料なのはすべてが大学の予算でやっていて、私立ではないのでほとんどが公金を使うので一般の人が聴講するのは決して拒めないのである。しかしながら3日目のゼミの参加者はたったの15名と聞いた。コンサートの参加者はそれよりも多くて40名はいただろうか?しかし会場を暗くして電子音楽だけなのでこういう人数なのである。楽器声楽の生の演奏の場合はもっと人が多くて500人ぐらいは入るアウラでやっている。

自分は時間がないので8時からのコンサートのみ。

最初の「少年の歌」はもう何回「ライヴ」を聴くだろうか?とにかくどこでもやる。多くは放送で!今回のは放送局のスタジオようにスピーカーが離れていないのでその分密集的に聴こえ、自分にとっては内容が豊富に聴こえた。いくら空間音楽とはいえスピーカーを離すのはよして欲しい。これがもっとも密に聴こえるのはラジオの放送である。2chだが自分はいつのスピーカーを寄せているので凄く満たされて聴こえる。

次のテレムジークはNHKで製作した作品なので雅楽や声明の音の輪郭が時々飛んでくる。デジタル風にこの鋭い音の連続は耳を守る自分にはそぐわない。もっとボリュームを下げて貰いたいものだ。従ってディスコのようで余り電子音楽は好きではない。私たちで商売上一番大切なのは耳なのである。

休憩はいつものように10分でお茶とお茶菓子付、こういうのは少ない参加者の場合良くある。ウィーンの音大でもジョン・ケージ・プロジェクトではこういう段取りだった。

後半はクラングから13時、「天球のパルス」。約35分かかるこの晩年の電子音楽は、彼が今滞在しているカマロカのドロドロとした情景のようだ。女、名誉、金などいろんな欲望がやってきては、満たされないものばっかりなので、苦しみに溺れるの中で次々に消え去ってゆく。インテンシーヴな35分後悟りながら自分の死をこの苦しみから解放されたかと思うと、やっと開放され次の世界に進んでゆく。
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